Appleギフトカードを手に入れたけれど「どうやって使うの？」「どこで使える？」「残高ってどこで見れるの？」と戸惑っている方は少なくありません。特にコンビニなどで手軽に購入したものの、使い方が分からないと損をした気分になりますよね。

　この記事では初心者でもすぐに理解できるよう、Appleギフトカードの使い方を解説します。

Appleギフトカードとは？まず基本を知ろう

　Appleギフトカードはどこでも使えるわけではありません。最初にその特徴をしっかり理解しましょう。

Appleギフトカードの仕組みと使い方の基本

使えるアカウント
　購入した国で発行されたカードは、その国のApple Accountでしか使用できません。日本で買ったカードは日本のApple Accountでのみ有効です。

旧iTunesカードとの違い
　2021年以降、iTunesカードはAppleギフトカードに統合されました。音楽、アプリ、Apple製品購入など用途が広がっています。

有効期限
　基本的に有効期限はありません。ただしコードを紛失すると再発行は不可能。裏面のコードは写真で保存しておくと安心です。

Appleギフトカードの使い方

　Appleギフトカードを使うためには、まずAppleアカウントに残高としてチャージする必要があります。実際にどのように使うかをステップ別に解説します。

iPhoneでの使い方（チャージ方法）

・「App Store」を開く
　ホーム画面からApp Storeをタップし右上の自分のアイコンをタップ。

・「ギフトカードまたはコードを使う」を選択
　表示されるメニューの中から「ギフトカードまたはコードを使う」をタップ。

・コードを読み込む or 手入力
　ギフトカード裏面にあるコードをカメラでスキャンまたは16桁の英数字を手入力。

・Appleアカウントに残高として追加される
　コードが正しければ即時チャージされます。

　これでAppleアカウントの残高が増え、アプリやサービスの支払いに自動的に使われます。

Mac・PCでの使い方

・App Storeを起動
　Macの場合「App Store」アプリを開きます。Windows PCでは「iTunes」が必要です

・「コードを使う」をクリック
　Apple Accountにログイン後「アカウント情報」から「コードを使う」を選びます。

・コードを入力して追加
　同様にコードを入力することで残高がチャージされます。

チャージのポイント

スマホでのコツ
　コード入力の際、iPhoneのカメラをかざすだけで自動認識できます。暗い場所ではライトをオンにしましょう。

Macの場合
　App Storeアプリで「自分の名前」→「ギフトカードを利用」。カメラ認識ができない場合はコードを手入力。

Windowsユーザー
　iTunesは廃止されていますが、Apple Music/TVアプリから入力可能。Apple Accountサインインを忘れずに。

入力後
　残高は即時反映。ただし通信環境が悪いと表示が遅れることがあります。

Apple公式オンラインストアでの使い方

　Appleのオンラインストアでは、Appleギフトカード残高を利用してiPhoneやAirPods、MacBookなどの商品を購入できます。

・商品を選んでカートに追加
・「支払い方法」でAppleアカウント残高を選択
・不足分がある場合はクレジットカードなどで併用可能

Apple Store 実店舗での使い方

Apple Storeの店頭でも、ギフトカードを現金と同様に使うことができます。
店舗ではアカウント残高は利用できず、物理カードまたはデジタルコードを会計時に提示する櫃夜があります。

Appleギフトカードで支払いできるもの10個の例

　チャージ後に何に使えるか一覧で知りたい方へ、よく使われる使い道を10個まとめました。

iPhone・Mac・iPadなど本体や純正アクセサリの購入

　Apple公式オンラインストアやApple直営店で、本体代金の一部または全額を残高から支払えます。AirPodsやApple Watchの購入にも利用可能です。

製品修理代やAppleCare+費用

　修理や延長保証（AppleCare+）の料金にも使えます。故障時の出費をギフトカード残高で賄えるため安心です。

App Storeでのアプリ購入・課金

　有料アプリやゲーム内課金をするとき、残高が優先的に使われます。クレカ登録なしでも安全に課金できます。

Apple MusicやApple TV+など月額サブスク支払い

　音楽・動画の定額サービス料金も残高から引き落とされます。残高があれば自動で月額料金が支払われます。

音楽・映画・電子書籍などのコンテンツ購入

　iTunes StoreやApple Booksで映画レンタル、アルバム購入、電子書籍購入に使えます。家にいながらコンテンツを楽しめます。

iCloudストレージプランの支払い

　写真や動画を保存するiCloudの有料プラン（50GB〜2TB）も残高で支払い可能です。スマホの容量不足対策になります。

LINEスタンプや着せ替え購入

　LINEコインをApple Account経由で購入し、その残高を使ってスタンプや着せ替えを買えます。App Store決済が経由する仕組みです。

YouTubeのスパチャ（Super Chat）支払い

　YouTubeアプリでApple Account経由でスパチャ（投げ銭）やメンバーシップ支払いをする際、残高が使われます。

誰かにプレゼントとして送る（メール型がおすすめ）

使い道がなければ買取サイトで換金も可能

　Apple関連サービスを使わない場合でも、未使用カードなら高額で買取してもらえます。初回なら90〜95％の高い換金率を狙えるサイトもあります。

　こうした使い方ができるため、Appleギフトカードは万能アイテムです。

使えない場所や注意点を知っておこう

・Apple公式以外の店（コンビニ・家電・飲食店など）では使えません。

・Amazonや楽天市場など他社サイトでもAppleギフトカードは使えません。

・チャージ後、一部支払いにはクレジットカード登録が求められることがあります（例：Apple Store本体購入）

・お釣りは現金で返らず、残高に吸収されます。

・Apple Payへの追加はできません。

トラブル時の対処法まとめ

・「カードが無効」「すでに使われた」などの表示が出た場合、コード誤入力や他地域購入の可能性があります。入力した後サインアウト／再ログインで反映されることもあります 。

・裏面のコードが傷で見えないときは、Appleサポートや購入店へ相談するのが安全です 。

・異なる国で購入されたカードは、その国のアカウントでのみ使えます（例：日本で買ったカードは日本のApple Accountで）

Appleの残高確認・履歴確認方法

残高確認方法（iPhone）

・設定アプリを開く
・一番上のAppleアカウント（自分の名前）をタップ
・「メディアと購入」＞「アカウントを表示」
・「Apple Account残高」で確認可能

購入履歴・利用履歴の確認

・App Storeでアカウントを表示
・「購入履歴」から、Appleへの支払い履歴が確認できます

Appleギフトカードを現金化する手順と注意点

　Appleは規約上、ギフトカードの現金化を公式には認めていません。しかし法律違反ではないため民間のギフト券買取業者を利用すれば現金化することは可能です。
　ただしすべて自己責任となるため、詐欺やトラブルに遭わないためにも以下の手順と注意点をしっかり押さえましょう。

Appleギフトカードを用意する

　まず現金化したいAppleギフトカード（物理カードまたはデジタルコード）を用意します。デジタル版であればメールで受け取ったコードがそのまま利用できます。

・コンビニで購入したカードや、Apple公式サイトで購入したコードが対象
・中古・他人から譲られたものはトラブルの元になるため避けましょう

信頼できるギフト券買取業者を探す

Appleギフトカードの買取を行っている業者は複数ありますが、すべてが安全とは限りません。
以下のようなポイントで業者を選びましょう

・古物営業許可証を持っているか確認（合法運営の証明）
・住所や電話番号が明記されているか（連絡が取れる体制か）
・過度に高い換金率（95%以上など）を提示していないか
・SNSやレビューでの評価が極端に悪くないか
・公式サイト上で会社情報が明記されているか

　特に「95%買取！LINEのみ対応」などの業者は、詐欺やカード情報を盗まれるリスクが高いため注意が必要です。

申込みフォームからカード情報を送信

　業者の公式サイトや申込フォームから以下の情報を送ります。

・Appleギフトカードのコード（16桁の英数字）
・カードの額面（金額）
・本人確認情報（初回のみ必要な場合あり）
・銀行口座情報（振込先）
・連絡先（メールアドレス・電話番号など）

　※この時点で個人情報が絡むためSSL（https）で暗号化されたフォームかどうかも確認しましょう。

査定と買取金額の提示を待つ

　業者側がカードの有効性などをチェックします。

・有効なコードであるか
・額面に偽りがないか
・Appleアカウントへ登録済ではないか

などの確認を行います。

指定口座に現金が振り込まれる

　手続き完了後、振込処理が開始されます。

・早い業者では最短30分、即日、遅くても翌営業日中には振り込まれる
・買取額から振込手数料が引かれる場合もあるので事前に確認

　ただし利用している金融機関によっては、平日15時以降や土日祝日の申し込みでは翌営業日扱いになる点にも注意しましょう。

注意点

・Appleギフトカードの現金化はAppleの利用規約違反となる可能性があり、チャージ済み残高の凍結やアカウント停止のリスクもあります。

・フリマアプリ（メルカリ・ラクマなど）での出品は出品禁止対象です。

・買取業者とのやり取りはすべて記録（スクリーンショットなど）を残しておくと安心です。

・一度ギフトカードをAppleアカウントに登録してしまうと、現金化は不可能になるため注意が必要です。

　このようにAppleギフトカードを現金化すること自体は可能ですが、慎重な判断と信頼できる業者選びが極めて重要です。「高すぎる換金率」や「本人確認不要」を謳う業者にはくれぐれも気をつけましょう。

よくある質問（FAQ）

Appleギフトカードはどこで使えますか？

Appleギフトカードは、Apple公式オンラインストア、Apple直営店、App Store、iTunes StoreなどAppleのサービス全般で使えます。iPhoneやMacなどの本体購入からアプリ課金、サブスク支払いまで幅広く対応します。ただしAmazonや楽天など他社サイトでは使えません。

ギフトカードをチャージしたら現金に戻せますか？

Apple Accountに一度チャージした残高は現金には戻せません。ただしチャージ前の未使用カードなら買取サイトを通じて現金化できます。信頼できるサイトを選べば90〜95％程度の高額で買取してもらえるケースがあります。

Appleギフトカードを使ってApple Payは利用できますか？

　Appleギフトカードの残高はApple Payに登録できません。Apple Payはクレジットカードやデビットカードに対応しており、ギフトカードは残高としてApple Account内でのみ利用可能です。

Appleギフトカードを複数枚まとめて使えますか？

　複数枚をまとめてApple Accountにチャージできます。残高は合算されるため、高額商品の支払いにも使いやすいです。ただし一度チャージするとカード単位で管理はできず、まとめて残高として扱われます。

ギフトカードのコードを削りすぎて読めなくなった場合はどうすればいいですか？

　削りすぎてコードが読めない場合は、購入時のレシートを持参して購入店に相談するか、Appleサポートに問い合わせましょう。状況によっては調査して再発行されるケースもあります。ただしレシートがないと対応が難しい場合があります。

クレジットカードとの併用はできますか？

　残高が足りない場合、ほかの支払い方法と併用が可能です。クレジットカードももちろん使用可能です。

まとめ

　Appleギフトカードは、音楽・アプリ・ゲーム・デバイスの購入まで幅広く活用できる非常に便利なアイテムです。使い方はシンプルでApple Accountにチャージするだけでさまざまな支払いに使えるようになります。

　特に初心者の方にとっては「どうやってチャージするの？」「どこで使えるの？」と不安になりがちですが、この記事で紹介した手順を実践すれば、迷うことなく活用できるはずです。

　大切なのはAppleギフトカードは現金と同じ価値があるという認識を持ち、慎重かつ賢く使うことです。転売や非正規ルートの利用はリスクがあるため、信頼できる方法で使いましょう。